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低炭水化物ダイエット

低炭水化物ダイエットMedical

低炭水化物ダイエット

古くは1970年以前から散見されており、近年科学的検証も成されるようになって来ました。
そのため全国の民間病院や基幹病院でも導入する所が増えています。

当院で導入するのは、下記2つです。

①カロリー制限食ではありません

CALERIE試験における骨密度の変化

カロリー制限食による寿命延長効果を期待して実施されたCALERIE試験の結果が発表されました。
2年間で元来のカロリー摂取から12%削減するというカロリー制限食により、骨密度低下(J Bone Miner Res2016,31,40-51)や筋肉量の減少(Am J Clin Nutr2017,105,913-927)が生じる事が報告されています。
基礎代謝が減り(さらに太りやすく)、転倒→骨折のリスクが高まり本末転倒の可能性があります。

②緩やかな糖質制限食

糖質制限食が、体重・血糖・脂質・血圧のいずれにも有効である事が無作為比較試験のメタ解析によって証明されており(Obes Rev2012,13,1048-1066・Diabetes Obes Metab 2016,18,702-706・Clin Nutr 2017,36,992-1000)また、筋肉量の増加(Metabolism2002,51,864-870)にも有益であることが示されています。

また極端な糖質制限食と緩やかな糖質制限食では肥満やインスリン抵抗性の改善において差異がなく、極端な糖質制限ではLDL-Cが高値になっていたとの報告もあります(Am J Clin Nutr 2006,83,1055-1061)。

このため、当院で指導するのは緩やかな炭水化物制限で、医師の指示にて管理管理栄養士により具体的に指導頂けます。