内視鏡検査とは
直径約6mm程の細い管を鼻もしくは口から挿入し、食道・胃・十二指腸を観察し、病気の診断をするものです。
検査時間は約5~10分です。
直径約6mm程の細い管を鼻もしくは口から挿入し、食道・胃・十二指腸を観察し、病気の診断をするものです。
検査時間は約5~10分です。
夕食を20時までに済ませ、以後は何も食べないでください。
水・お茶は飲まれて結構です。
(アルコール類・ジュース類は飲まないでください。)
朝は絶食です。水・お茶は7時までです。それ以降は何も口に入れないでください。タバコも控えてください。
降圧剤など、お薬の指示のある方はこの日だけ朝6時に内服してください。
当日は楽な服装でご来院ください。ご高齢の方は結果の説明もございますので、ご家族の付き添いをお願いいたします。
女性の方はお化粧により顔色が分かりにくくなることがありますので、軽くお化粧される程度でお越しください。
医師からの説明があります。
注射をされた方は、しばらくお休みいただきます。
検査後1時間は麻酔が効いているため飲食できません。
検査の際、非常に稀に見られる症状です。(発生頻度は10万人に対し5~6名ほどです。)
麻酔のアレルギーによるショック症状、カメラ挿入・生検による出血や穿孔などがあります。
検査を安全にスムーズに行うために、事前に治療の内容、内服薬の内容の確認を行わせていただきます。(お薬ノート、お薬を必ずお持ちください。)
上部内視鏡検査(胃カメラ)の前に、口からカメラを入れる場合は、嘔吐反射を防ぐため喉に、鼻からカメラを入れる場合は挿入時の痛みを和らげるために鼻腔に、キシロカイン麻酔を行います。稀にこの薬によるアレルギー反応がありますので、以前内視鏡検査や歯の治療で気分が悪くなったことがあればお申し出ください。
通常、検査をしやすくするために胃や腸の動きを止める薬(抗コリン剤)を使います。
緑内障、前立腺肥大、心臓病(狭心症・心筋梗塞・不整脈・心不全など)、甲状腺機能亢進症の経験のある方は薬の使用を控えますのでお申し出ください。検査を楽にするために軽い静脈麻酔を行う場合があります。この注射をすると、胃カメラ挿入が非常に楽になりますが、人によっては極めて稀に呼吸抑制が出る可能性があります。(その場合すぐに対処いたします。)この薬の使用後は眠気が残ることがあるので、車の運転はお控えください。
内視鏡の挿入の際には曲がった部分、細くなった部分を内視鏡が通ります。その為、稀にのど等を傷つけ、出血、穿孔(穴があく)等が起こることがあります。また、検査中に異常が見つかった際に病変から小さな組織を採取する場合があり(生検)、少量の出血を伴います。通常、自然に止血しますが稀に出血が続き輸血などの処置が必要なことがあります。
血液をさらさらにする薬(ワーファリン、パナルジン、バファリン、プレタール、エパデール、バイアスピリンなど)を服用中の方や肝臓病の方、血液病の方はその危険が増すため組織検査をできるだけ控えますのでお申し出ください。
学会の集計では、内視鏡検査に伴う偶発症(出血、穿孔、ショックなど)の頻度は約2000回の検査に1件となっています。このような偶発症の発生は事前に予測することが困難ですが、偶発症が発生した場合は入院の上、止血処置や手術などが必要になることがあります。
検査後はのどの麻酔や注射の影響が残ります。生検などを行っている場合がありますので検査施工医の指示に従ってお過ごしください。特に静脈麻酔を受けられた方は指示を遵守してください。検査後に体の違和感や出血、黒い便などに気付いた場合はご連絡ください。
腹部超音波検査では、肝臓、胆管・胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓など臓器を対象として検査を行っています。(膀胱、前立腺、婦人科疾患に関しては、条件の良い場合は観察ができますが、正確な診断は泌尿器科や婦人科専門医との連携をとる必要がある場合があります。)
脂肪肝、慢性肝疾患、肝細胞癌等の肝腫瘍、胆嚢結石、総胆管結石、胆嚢腫瘍、胆管癌、膵癌等の膵腫瘍、脾腫、脾腫瘍、腎結石、腎腫瘍、水腎症、副腎腫瘍、腹水などの診断に有用です。
腹部超音波検査は、消化管ガスの存在等の検査条件により正確な診断ができない(特に膵臓)場合もありますので、必要に応じてCT・MRIなどの検査をしたほうがよいと判断される場合には、精密検査が可能な病院との連携をとり紹介させていただきます。